安全・安心・信頼を胸に。
足場工事で未来を創る会社。

社長あいさつ

代表取締役 渡辺 美徳

地域へのお役立ちを目指し続ける、私たちの変わらない想い

四半世紀を経過して振り返る、創業の想い

創業は平成5年になります。当時、私はこの業界ではド素人でした。修行したこともなければ、鳶工事の会社で勤めたこともありません。地元の後輩たちと私の計三人で、この仕事をスタートさせました。私が小さい時から持っていたのは、「自分で何かをやりたい」という想い。逆に何かを始めても長続きしないという悪い癖があり、当時は親からも「会社勤めをして安定した生活を」と強く勧められ、様々な業種の会社で働きました。けれど、どうしても満足いかないというか、しっくりこなかったのです。

そんな中、地元にある鉄筋工の職場で2年間勤めました。そこで落ち着けばよかったのかもしれません。しかしどうしても独立したい気持ちを抑えることができなかったのです。何ができるか考えた時、「体一つで稼げる仕事なら鳶職しかない」と考えました。そこで勤めていた鉄筋工の会社の社長に、想いを真剣に話したところ、「馬鹿野郎、うちの仕事を舐めてるのか」と怒られましたが、それでも知り合いの鳶の親方に「こいつを現場の仕事に混ぜてやってもらえませんか?」と私を紹介してくれたのです。そこで数ヶ月働き、この業種の基本を学びました。この職種で一生頑張っていくしかない。そう決意しました。

自営の状態で仕事を始めましたが前途は多難でした。もちろん発注してくれるお客さんはいませんし、資材もトラックも何もない状態。まずは借金をしてトラックを1台だけ買い、住宅メーカー専門の足場の会社に下請けとして所属させてもらいました。そこでの約7年間では様々な現場を経験。ですが、まだ自分の中で満足することはできませんでした。請負の会社さんが全て現場を探し、手配してくれる。資材もその会社の物を使わせてくれます。そこにもの足りなさを感じてしまったのです。いろいろ考えた結果、その会社での仕事を辞め、さらに借金をして資材を調達することに。多くの人に助けてもらいながら、現場を紹介いただきました。それでもやはり世の中は甘くありません。最初の頃にもらった仕事は、屋根の雪かきや現場の鉄屑拾い、スコップを使って土木関係の穴掘りなど。現実の厳しさに直面しました。

それでも腐らず地道に頑張っていたところ、地元の先輩方から少しずつ本業である足場の仕事をいただけるようになったのです。小さい仕事からスタートし、徐々にいろいろな現場を任されるようになりました。最初の辛い時期を見ていた周囲の方々がバックアップしてくれたことには感謝しかありません。まわりの人々の支えがあったからこそ、美徳工業の今があります。名刺を持って営業にまわっても顔も名前も覚えてもらえませんし、当然、仕事もいただけない。でも懇意にしてくださる方や企業の紹介であれば仕事を頂戴することができる。その分、私たちも気を引き締めて成長できた部分があります。周囲の方々によって私たちは軌道に乗れたという気持ちが強いです。

震災直後が大きなターニングポイントに

独立してから27年目。その間には大きな災害がありました。東日本大震災。震災後には人手も材料も足りない状態。美徳工業としても人探しや材料入手にたいへん苦労した時期です。それでも震災後だからといって工事単価や材料費を上げることなく、震災前と同じ金額でやってこれました。それが私たちの誇りです。

中には「震災後のこの状況で、こんな安い値段では仕事を受けられない」という会社さんの話もよく聞きました。私はそのような商売はしたくなかった。こうれはもう性格だから仕方ありません。そこは絶対に譲れませんし、またあの頃はそういうやり方だったにも関わらず、よく踏ん張れたという想いがあります。仕事を依頼されるお客様には「震災前と同じ値段で働かせていただきます」と胸を張って言っていたことが、美徳工業のターニングポイントとなりました。もしもあの頃、利益追求に走っていたら、今の状態は決してなかったと思います。

ですから当時は「震災バブル」などと言う人もいましたが、私たちにその実態は理解できません。体験してませんから。震災バブルがあって大きくなったという会社や、逆に会社が倒産してしまったなどなど、いろいろな話を聞きました。美徳工業にとっても震災後のしばらくは苦労しましたが、何も変わったことはありません。信念を持って、変えずにやってきましたから。

「お客様の足もとを見なかったのはなぜ?」とたくさんの方に訊かれました。答えは簡単です。私たちにお声かけくださるお客様が困っていたからです。困っている人の助けになりたい。だから金額を変えずに頑張りました。建物が倒壊した方、ご家族を亡くされた方、震災によって苦しい生活を送っている方。その方たちを相手に、そんなことはできない。綺麗事ではなくそう思いました。

人手も材料も不足しているため、いつもよりコストはかかってしまうが、そこを負担と考えずに踏ん張って同じ金額で仕事をするのだという、その一心。損をしたと感じたことは一度もありませんし、その姿勢によって信頼をいただけた部分も、結果として大きいです。それらの意味で美徳工業の進むべき道が決まった時期だとも言えるでしょう。その経験は、今の私たちにとって大きな武器になっていると実感しています。

お客様から信頼を頂戴する数々の強み

美徳工業および美徳グループにとっての強みは、「安全意識の高さ」、「高い技術力」、「工夫する姿勢」などいくつかありますが、最大の強みはチームワークの良さ。私がいちばん仕事で大事にしているのは仲間の和です。仲間が困っていれば自然と助け合う。同時に現場でご一緒するどの業者さんにも同じように丁寧に接する。私がグループの皆さんに言っているのは「立場の強弱をこちらの視点で決めてはいけない」ということ。美徳工業社内および美徳グループだけでなく、現場で仕事をする人たちは全員が仲間という感覚です。それらの点で、現場の監督さんからは、よく「美徳工業さんは珍しい会社ですね」と好意的に言われます。

どの現場でも、そういった私たちの姿勢が浸透しているようで、嬉しいお声を頂戴することが多いです。そのため、何か問題が生じた時にも話がしやすいですし、スムーズな進行にも繋がっています。「何でも言ってくださいね」と話してもらえる関係性をたくさんの業者さんと構築できている実感はありますね。建設現場での仕事ですから、いろいろな職種の方々と時にぶつかってしまうこともありますが、その中でも譲り合うことが大事。できる限り、協調し、協力し、譲り合って仕事を進めていく。これもまた私たちの曲げることのできないスタンスです。

技術面でも、何かしら特に強い部分を誰もが持っています。それも美徳工業、美徳グループの大きな強みと認識しています。社長の私だけでは仕事をまわすことなどできません。専務の栗原が全体のバランスを見て調整してくれたり、皆さんも本当に頑張ってくれている。だから上手い具合に今の仕事ができています。他に、あらゆる必要な部材や道具を自社で持っていることも大きいですね。職人の皆さんも、それらをしっかり使いこなす技術がある。一言で足場と言っても、実に多種多様な足場があります。様々な足場を組みたいですし、仲間の皆さんには経験値を上げる意味でも組ませたい。足場を組む建物もいろいろな形がありますから、それら全てに対応し続けられる会社でありたいです。

映画ロケのセットとなる足場の組み立てで活躍

映画ロケに使用される足場組み立てと解体を、毎年のようにご依頼いただいています。足場を骨組みとして、外壁材やサッシを取り付けて映画に使用するのです。つまりは足場がセットの一部になる訳です。打ち合わせ段階で、仕上がりの図面を見せていただく時には、毎回ワクワクします。社員やグループの人間にとってもやりがいに繋がっているようです。積み重ねで独特のノウハウを積み重ねることができました。いろいろなパターンを経験することで対応力が上がったことは間違いありません。

ロケ現場の足場を利用した舞台のセットは日々変わっていきます。ある程度を撮影した段階で「こう変えよう」となるケースは当たり前。私たちが素直に対応し、精度を高めていくことへの評価も頂戴しています。社員やグループの仲間が優れていることの証ですから、この評価は非常に嬉しいです。私たちの組み立てたセットが上映中に使われるのは、ほんの短い時間。しかし自分たちの仕事が作品として映画やテレビで観れることや、後世に残ることはとても感慨深いです。些細なことかもしれませんが、この仕事をする際には、他業種である映画関係者の方や俳優さんのマネージャーさんたちとお話をしながらロケ弁を食べる機会もあり、これは本当に楽しいひととき。通常の現場ではそういうことはありませんから。

地域のクラブチームで中学生に野球の指導を行なう

現在、私は中学生のクラブチームで野球の指導をしています。15年ほど前に、コーチ期間を経て監督になりました。もともと私が中学生時代に所属していたチームです。コーチとして教えるようになったのは私が19歳の頃。「ちょっとチームの練習を見てくれないか?」と頼まれてコーチになりましたが、人間関係の繋がりで引き受けた部分が強く、正直言って戸惑いもありました。

最初は自己満足的な指導で、的確に教えることができませんでした。徐々に中学生たちへ指導することに充実感を覚えていきました。今の仕事を立ち上げて頑張ろうと決意した時と、妻と結婚しようとしていた時の2年間だけコーチの任から離れましたが、その際には妻へ「結婚しても野球の指導は続けさせてほしい」とお願いし、妻が快く認めてくれたので、それ以来ずっと指導を続けています。

コーチになった当初と違い、その頃には「どうすれば皆が理解できるか」を第一に考えるようになり、私自身が楽しくもありますし、またチームが全国大会出場を果たすなど結果も付いてきました。野球チームの子どもたちも、美徳工業の社員も、美徳グループの職人さんも、私の中では一緒です。元気に挨拶することやルールを守ることで組織が成り立っています。野球にルールがあるように、仕事にもルールがあり、皆がルールを守りながら、良い結果に向けて、仲間と連携を取りながら努力を積み重ねる。野球も仕事も頑張る対象が違うだけで、根本は同じだと思うからです。

会社概要

商号 有限会社美徳工業
所在地 〒311-3116
茨城県茨城郡茨城町大字長岡4070-677
電話番号 029-292-0993
代表者 代表取締役 渡辺 美徳
創業 平成5年6月
設立 平成14年5月
資本金 3,000千円
法人番号 8050002006074
TDB企業コード 250516521
従業員 4名(2020年4月現在)
建設業許可 建設業 茨城県知事免許 第30886 号
主な取引金融機関 茨城県信用組合(奥谷支店)、筑波銀行(支店)、水戸信用金庫(平須支店)
主な取引先 株式会社飯塚工務店、株式会社トミナガ、株式会社大介工業、株式会社清水建設、ナカヤ建設株式会社

沿革

平成5年 ビーエス工業創業(個人事業)
平成10年 美徳工業に名称変更
平成14年 有限会社美徳工業として法人化
平成30年 荷揚げ用リフト開発(伊藤忠建機株式会社との共同開発)

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〒311-3116
茨城県茨城郡茨城町大字長岡4070-677